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目には目を!なんてことはないのだけど、やっぱりよく分からないイスラム

イスラム教は平均すると世界の4人に1人が教徒と言われるほどの世界宗教です。しかし、日本国内においては、その存在感はあまり感じられません。

 

それもそのはず。

 

国際イスラムハラール機構サウジアラビア日本支部の推計によると、日本国内の日本人ムスリムの人口は15万人くらいで、外国人ムスリムの人口は25万人くらいだそうです。合わせても40万人です。

 

日本国内の有力宗教団体では1000万人以上の信徒がいると豪語するところが複数存在します。日本国内でムスリムが身近な存在とは言えないのも仕方がないところでしょう。

 

しかし、現在の世界をリードする欧米が主にキリスト教中心の社会であるだけに、どうしてもイスラム教はその対立軸として位置づけられてしまい、欧米社会の混迷と共に、その存在は大きなものとなっています。

 

2017年8月23日

BBC NEWS JAPAN

サウジアラビア西部ジェッダの往来で人気のダンス「マカレナ」を踊ったビデオがインターネットで人気を得た14歳少年が、地元警察に逮捕された」

タイトルだけ見ると、道をダンスをしただけで逮捕!イスラム教こえー!という感じになりますが、14歳少年くんが踊ったのは「赤信号で停車している5車線の車の前」だそうです。

 

この踊っている動画がツイッターで拡散されたことが14歳少年くんの逮捕につながったようです。道路上で停車している車の前で踊っていると日本でも問題となるかもしれません。いつまでも踊っていれば確実に問題となるでしょう。

 

ただ、動画を見る限りでは、14歳少年くんは信号待ちをしている車の前の横断歩道で踊っていて、車が発進する前に動画は終わっており、その後14歳少年くんが交通に支障を来たしたのかどうかは不明です。

 

サウジアラビアの警察も「公の場に不適切な振る舞い」をした疑いで14歳少年くんを逮捕したらしく、その理由なら、まあ確かに適切な振る舞いとは言えなさそうなので理解出来る感じもします。

 

しかし、すごく気になるのは同じ記事の中に「サウジアラビアには明文化された刑法がない。このため、少年の逮捕や処罰の内容については、警察や裁判官が恣意的に決めることができる」とあることです。

 

警察や裁判官が恣意的に逮捕や処罰の内容を決めることができる。

 

うん、怖いです。

 

少なくとも日本では、警察や裁判官が不適切な振る舞いをすることが多々あるだけに、すごく怖いです。サウジアラビアでは大丈夫なのでしょうか?